更年期障害に植物エストロゲン「レッドクローバー」

レッドクローバーは、ヨーロッパでは古くからハーブティーなどの方法で健康のために用いられ、現在では更年期障害や婦人薬として、医薬品として使用されています。
レッドクローバーには、女性ホルモンであるエストロゲン様作用を持つイソフラボンを多く含んでいるので、更年期障害の治療薬として注目されています。

●レッドクローバーイソフラボンと大豆イソフラボンの違い

一般的な大豆イソフラボンは、グリコシド型と呼ばれるイソフラボンで糖がついているため、腸内細菌により糖が外されてアグリコン型のイソフラボンにならないと腸から吸収されません。
そのため、腸内環境によって吸収率が左右されてしまいます。
一方、レッドクローバーイソフラボンは、糖がないアグリコン型のイソフラボンが豊富なので、腸内細菌に関係なく直接腸から吸収されるので、吸収率が高いのです。

また、レッドクローバーには4種のイソフラボンが含まれていますが、そのうちのバイオカニンA、フォルモノネチンと呼ばれるイソフラボンは、大豆には含まれないイソフラボンです。
この2成分は選択的エストロゲン調節物質と呼ばれ、エストロゲン拮抗作用と促進作用の両方を併せ持っていますので、必要量以上は尿中へ排出されることで体内のエストロゲン量を適正に保ちます。

レッドクローバーは、イソフラボンだけでなく、ポリフェノールも多く含んでいるので、その抗酸化作用にも注目されています。


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